聖奈 初東京でドイルと競演!「しっかり勉強できれば」 女性騎手対決にドイル「世界では当たり前」

[ 2022年11月11日 05:10 ]

調教の合間に談笑する今村聖奈
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 ルーキー今村聖奈(18=寺島)は日曜に初めて東京で騎乗する。競馬学校時代には何度も東京競馬場を訪れ、1年生だった19年にはダービー(勝ち馬ロジャーバローズ)も観戦した。「休みの日は競馬を見に行くことが多かったですね。ジャパンカップや天皇賞など、どのG1も盛り上がっていました」と懐かしむ。模擬レースでは実際に騎乗した経験もある。「乗りやすくて、乗っていても楽しかったです。スタンドのスケールの大きさにも感動しました」と振り返った。

 鞍上にとっては阪神、中京、小倉の西日本開催と新潟に続くJRAでは5つ目の競馬場となり、関東遠征は初めてとなる。「いろんな競馬場で乗せてもらいましたし(学校時代の)1年前とは違った感じ方もすると思うので楽しみですね」

 当日は英リーディング2位の女性騎手ホリー・ドイル(26)も東京で騎乗。いきなり1Rから競演することになった。「一緒に乗らないと分からないこともありますし、しっかり勉強できれば。経験を積まれているのでレースのことや馬のことを聞いてみたいと思います」と目を輝かせる。

 日曜の東京は10鞍に騎乗。メイン11R・オーロCのテンハッピーローズ(牝4=高柳大)は前走の信越S2着に続くコンビでVを狙う。「能力があるのは分かっていましたし勝ちたかったですね。再びチャンスを頂いたので頑張りたいと思います」と意気込む。土曜は阪神で9鞍に騎乗する。

 その一方で、ドイルは柔らかい笑顔の奥に負けん気の強さが見え隠れ。「2着じゃだめ。私は勝ちたい」。来日初週は2着が最高。先週は米ブリーダーズC騎乗のため国内での騎乗はなく日本初勝利はまだお預け。日曜東京メインのルッジェーロには最終追いに騎乗し、「動きが凄く良かった。好きな馬」と好感触をつかんだ。同日は今村との共演。「会えるのは楽しみ」としながらも「女性が一緒に乗るのは世界では当たり前」とレースでは特別視しない。英国No・1女性騎手は26歳にして貫禄さえ漂わせる。

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