【第131期生修了記念競走】石渡Jr翔一郎チャンプ!「父超えられるレーサーに」

[ 2022年9月23日 05:00 ]

チャンプの座に輝いた石渡翔一郎
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 ボートレース「第131期生修了記念競走」が22日、福岡県柳川市のボートレーサー養成所で行われ、5Rの「養成所チャンプ決定戦」で現役ボートレーサー石渡鉄兵(47)の長男で、リーグ勝率No・1の石渡翔一郎(19=東京)がインから逃げてチャンプの座に輝いた。修了生25人(男子19人、女子6人)は11月から全国各地でデビューする。

 ここまでの4レース全てが無事故。迎えた5R目の養成所チャンプ決定戦。勝ちたい思い、全員の目標である無事故で終えたいという思いが交錯する中、イン石渡のスタートはコンマ27で5番手。リーグ戦4優出4優勝の勝負強い男・石本裕武が2コースから襲いかかる。それでも簡単には捲らせない。好ブロックを決め、何とか押し切った。

 「逃げ切れて率直にうれしいなと思います。今まで支えてくださった教官方や、同期のみんな、家族に喜びを伝えたいです」

 父・鉄兵の背中を追いかけ、2回目の受験で合格。訓練中のケガでリーグ第1、2戦は欠場せざるを得なかったが、確固たる決意で努力を続けてきた。その結果が見事在校勝率No・1、そして東京支部からは112期の馬場剛以来となる養成所チャンプに輝いた。

 「何とか食らいついて、最後まで残ってやろうという気持ちで一年間過ごしてきました。最終的に父親を超えられるレーサーになりたいと思っています」

 11月8日からの多摩川でプロデビューとなるが、いつかは父とSG優勝戦での直接対決を楽しみにしておきたい。

 ◇石渡 翔一郎(いしわた・しょういちろう)2002年(平14)10月23日生まれ、千葉県市原市出身の19歳。リーグ勝率7・65。座右の銘「勝って驕(おご)らず負けて腐らず」。父は現役ボートレーサーの石渡鉄兵。1メートル58、52キロ。血液型O。

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2022年9月23日のニュース