G1騎乗OKの18歳・今村聖奈 調教師が語る凄さの秘密「肝が据わっている」「努力をし続けられる」

[ 2022年8月20日 18:10 ]

小倉6Rで1着になり、G1騎乗資格をクリアして喜ぶ今村聖奈

 新人女性騎手の今村聖奈(18=寺島)が、20日の小倉6Rをヤマニンウルスでレコード勝ちを収めて地方と合わせて通算31勝とし、G1騎乗が可能になった。今秋のG1は10月2日のスプリンターズS(中山芝1200メートル)で開幕する。

 夢舞台への扉を開いた18歳の凄さを、調教師はこう分析する。師匠の寺島良師は「G1に乗れるようになったというだけで、まだ依頼があったわけではないですからね」と前置きした上で、「同期の中では一番勝っていますし、重賞も勝たせてもらえた。ここまでは順調に来ていますね。ケガなくやれているのはいいですね。反省点もあるだろうけど現状はちゃんと乗れているし、周りの先輩に教わったことをモノにしてきていると思います」と話した。

 今村がCBC賞で重賞初騎乗Vを飾ったテイエムスパーダを管理する五十嵐忠男師は、「G1に乗れるとかいうレベルじゃないよね。いい度胸をしているというか、肝が据わっている。テイエムスパーダで重賞初騎乗だった時もパドックでニコニコしていたからね」とメンタル面を高く評価する。

 今村の父・康成さんが調教助手として所属する飯田祐史師は、「彼女の強さは努力をし続けられること。表情を見てもらったら分かると思います。いつも凄く楽しそうに馬に乗っている。レースでも調教でも。本当に馬が好きなんだと思う。レースでは馬の邪魔をしない、流れに逆らわないのが彼女のいいところだと思います」と説明した。

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2022年8月20日のニュース