森且行 西武園競輪場でトークショー 来年1月復帰に向けてトレーニング中

[ 2022年8月11日 17:27 ]

トークショーを行った森且行
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 人気オートレーサーの森且行(48=川口)が11日、オールスター競輪を開催中の西武園競輪場でトークショーを行った。昨年1月の落車事故で骨盤や腰椎を骨折する大けが。現在はリハビリに励んでおり「ケガはつきもの。生きているだけで大丈夫です」と集まったファンに笑顔を振りまいた。

 改めて当時のけがの状況を聞かれると「相当な大けがだった。左の骨盤はボコボコ。右(の骨盤)も折れて、背骨が上の方まで折れちゃって」と振り返った森。手術については「まず骨盤を1回やって、その2日後に背骨をやった。またその2日後に背骨」と1週間で3度に及ぶオペをしたことを説明した。

 さらに悲運は続いた。「リハビリを始めようかと思った時にお腹が痛くなった。最初は盲腸かと思った。尋常じゃない痛みで言葉も出ない。しゃべれない」と体に異変が起きたそうで「調べてみたら胆のう。事故の衝撃で胆のうが1カ月の間に徐々に腐った。1カ月後に真っ黒になったので全摘した」と予想外の病魔に襲われたことを明かした。

 合計5カ月に及ぶ入院生活はコロナ禍で見舞いが禁止。その入院生活を支えたのは大好きな公営ギャンブルだったと言い「それがあったから何とか孤独に耐えられた」と振り返った。

 レース復帰について聞かれると「11月末くらいから4節くらい練習参加してメンタルをととのえて1月の真ん中くらいかな」と見通しを語り、最後に「一生懸命、妥協せずトレーニングして元に戻します」と話すと、場内から暖かい拍手が送られた。

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2022年8月11日のニュース