【岸和田・G1高松宮記念杯】井上  12Rは山田庸捲って波乱呼ぶ、吉岡 11Rは郡司絶好の展開で勝機

[ 2022年6月16日 05:00 ]

鬼脚・井上茂徳とF1・吉岡稔真コラム「最強ライントーク」
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 【鬼脚・井上茂徳、F1・吉岡稔真の「最強ライントーク」】

 吉岡 脇本が出場できなかったのは近畿勢にとって大幅に戦力ダウンです。逆に他の選手にとってチャンスは広がります。

 井上 脇本はダービーV後に、一人でも多くの近畿勢と乗りたいと話していた。近畿勢は当然に燃えてくる。今年はファンが競輪場で観戦できるので、声援も後押しすることは間違いないでしょう。

 吉岡 まずは東の特選11Rです。人気を集めるのはライン4車の関東勢ですが先頭を走る吉田拓は一時期ほどの調子ではない気がします。対して深谷は調子いい。踏み出しの良さなら深谷が吉田拓を上回ります。

 井上 関東の先頭の吉田拓は、青龍賞進出を考えても無謀な先行にはならずゴール前まで粘る勝負になりそうだ。深谷は吉田拓を前に置くと番手の平原が待っている。先行勝負になるのでは。マークする郡司が絶好の展開になる。

 吉岡 深谷が主導権を取るとみて番手の郡司から。3番手に和田健が続く<2><6>です。新田の捲りのスピードをもらう佐藤で<2><1>。関東ペースなら平原から前半の不振を払拭したい宿口で<7><5>。

 井上 郡司から深谷が逃げ粘る<2>=<9>。平原が外のコースを踏む<2><7>。

 吉岡 西の12Rは地元の大会で古性がしっかりと調整してきたとみるのが自然でしょう。すでにG1を取っているので気持ちにも余裕がある。しっかりと抜け出す<1><5>が軸。

 井上 どのラインが先行するかだが、やはり野原が古性と東口を連れて主導権を握るとみる。古性から<1><5>。ただ位置取り確かな山田庸が4番手を取って伸びる<1><8>は注目だ。

 吉岡 浅井が4番手にいれば古性と<1>=<7>。太田にスピードもらって松浦が伸びる<1><3>も見逃せません。

 井上 波乱としては野原と太田が踏み合いになったケースで山田庸の捲り<8>=<2>。浅井がスイッチする<2>=<7>もある。

 吉岡 一次予選からは10Rです。人気は当然に近畿勢ですが、私の弟子の岩谷が踏み出しの良さを生かして先制なら山田英、坂本で抜け出す<6><3>は狙えます。岩谷のカマシに離れるようなら近畿勢がはまっている<8>=<7>も一考です。

 井上 2Rの嘉永は前回、私の名前が冠についたF1戦で完全V。動きは抜群でした。マークする荒井も強い。ここは両者でワンツーを決め続く九州勢に弾みをつけてほしい。

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2022年6月16日のニュース