【川崎・関東オークス】グランブリッジ初重賞V!3馬身差完勝

[ 2022年6月16日 05:00 ]

関東オークスを制したグランブリッジ
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 3歳牝馬の中央交流重賞「第58回関東オークス」が15日、川崎競馬場で行われた。4番人気のグランブリッジが直線早め先頭から押し切って優勝、重賞初制覇した。

 まだまだ成長途上の3歳牝馬。それでも勝ちっぷりは古馬を思わせるほどの横綱相撲だった。絶好のスタートから前に取り付くと徹底先行のラブパイローを行かせ、内から来たスピーディキックには譲らず「2番手が取れたのが最大の勝因」と福永が振り返ったようにそこで流れに乗った。

 一気に動いたのが3コーナー。逃げたラブパイローが引き離しにかかるが、追いすがるようにアクションを起こして追走。勢いそのままに直線残り100メートルで馬体を併せると左ステッキ2発で振り切った。ゴールしてみれば3馬身差の完勝だった。

 「小回りのコーナーは走りづらそうだったが、直線を向けばかわせる手応えだった。まだ成長し切れていない分、伸びしろが大きい。いい経験をしたし、今後が楽しみになった」と福永は確かな手応えをつかんだ。新谷師は「賞金を加算したことで今後はJBCを含め地方交流のレースを狙っていきたい」と先を見据えていた。

 ◆グランブリッジ 父シニスターミニスター 母ディレットリーチェ (母の父ダイワメジャー) 牝3歳 栗東・新谷功一厩舎 馬主・サイプレスホールディングス合同会社 生産者・北海道新ひだか町の金舛幸夫氏 戦績6戦3勝(南関東1戦1勝) 総獲得賞金5165万2000円

 ▼2着ラブパイロー(山崎誠)いいペースで逃げられたが、直線並ばれてから脚が違った。

 ▼3着スピーディキック(御神本)伸びているし、よく走っている。悔いはない。

 《総合V》地方競馬世代別牝馬重賞シリーズ「グランダム・ジャパン2022」の3歳シーズンは、最終戦・関東オークス3着のスピーディキックが総合優勝を決めた。

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2022年6月16日のニュース