【京成杯】高レベル新馬勝ちトゥーサン侮るなかれ

坂路にて併せ馬で追い切るトゥーサン（左）（撮影・亀井　直樹）
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　【東西ドキュメント・栗東＝13日】整然と並べられた自転車はドミノ倒し。栗東は警報級の風が吹き荒れた。資料も、掛ける声も風で流れる。そんな中でも真剣に答えてくれるホースマンには感謝しかない。小林がこの日注目したのは京成杯に出走するトゥーサン。追い切りを見届けた吉岡師は丁寧に動きを説明してくれた。

　「日曜に、いっぱいで追い切っていますからね。この日は馬なりで。坂路を真っすぐ上がれていましたし、時計も出ていました。カイ食いもいいですし、緩めずにやれています」

　ジャッカル（4歳2勝クラス）を相手に追いかける形を取り、フィニッシュラインでグッと首だけ前に出た。4F54秒0～1F12秒5をマーク。この中間も順調に時計を重ねている。トレーナーが強調したのが前走新馬戦のメンバーだ。

　「その後に結構、勝ち上がっていますし、レベルが高かったのかなと。ここでどれだけやれるかですね」

　2、4、7着馬は既に勝ち上がり。そこの勝利を評価したい。キャリア1走と侮るなかれ。「穴注目」とノートに記した。