【とこなめ・ルーキーS】吉田裕平 悲願の地元初V!2コースから冷静に鋭い差し

[ 2021年12月15日 05:30 ]

地元初Vを飾った吉田裕平
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 悲願の地元Vだ。14日、ボートレースとこなめでルーキーシリーズ第23戦の優勝戦が12Rで行われ、吉田裕平(25=愛知)が2コースから鋭く差して、とこなめ初優勝を決めた。インから先マイの前田篤哉が2着、3着には金田智博が入った。

 高倉がFを切り、中割りを狙った高岡が転覆する波乱の展開でも吉田は慌てなかった。1Mでスピードを落とさずに冷静に差し、バック先頭からそのままVゴールを駆け抜けた。

 「優勝戦が一番良かった。出足系は凄くしっかりしていたので、自信を持って行けた。自分でもびっくりするぐらい落ち着いて走れた」。大一番で最適な調整を施して、最高の状態で臨めたのが優勝の要因だ。

 ホームのとこなめで優勝できたのが大きい。「とこなめへの思いは人一倍ある。何回も(優勝戦)1号艇で飛んでいたので、凄くうれしい」。今まで人気に応えられず、悔しい思いもしてきた。最高の結果を出して喜びを爆発させた。

 来年は、とこなめでダービー(10月25~30日)も開催される。「開催が決まって、一走一走集中することを考えて成果が出てきた」。地元での大一番を目指して、日々成長していることが結果にもつながった。ルーキーシリーズ卒業をVで締めた若獅子が、さらに上のステージで躍動していく。 

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2021年12月15日のニュース