【宮島・G1ダイヤモンドカップ】桐生 今年G1・2V!凡機立て直しインから押し切り

[ 2021年4月11日 05:30 ]

桐生順平
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 ボートレース宮島「G1宮島ダイヤモンドカップ」は10日、第12Rで優勝戦が行われ、桐生順平(34=埼玉)がインから押し切り、2月の多摩川関東地区選に続く今年G1・2Vを飾った。2着は握った新田雄史、3着は競り合いを制した上平真二だった。

 桐生は昨年、SG優出なしで14年から続けていたグランプリ出場も果たせず歯がゆい思いをした。今年は一転、完全復調だ。イン圧勝を涼やかに振り返る。

 「仕上がりは良かったし、スタートだけを気をつけました。起こしでやらかしたかな…と思ってフルダッシュで行けた分、やられる感じもなかった。1Mを回った感じも良かったです」

 振り返れば、ポイントは強風による2日目の途中打ち切りで1日スライドで行われた3日目12Rドリーム2nd。冷静な運びで4コースから突き抜けた。ボート界屈指のテクニックを見せつけるとともに、複勝率20%台の凡機を立て直してみせた。

 「優勝戦は2号艇でもチャンスのある足だったところに(1号艇が)転がり込んできました。昨年との違いは調整面。エンジンもやるようになりました。今節も取り付けはゼロで行けたので、調整の引き出しも増えたと思います」

 腕がある上に機力出しも安定してきたとあれば、今年の大目標である「グランプリ優勝」も夢ではない。まずは賞金加算あるのみ。13日から始まる津周年記念で今年G1・3Vを狙う。

 【次走】桐生順平、山口剛、新田雄史、井口佳典は13日からの津G1ツッキー王座決定戦で寺田祥、菊地孝平、坂口周、毒島誠らと激突する。上平真二は13日からの戸田一般戦で西島義則、赤岩善生、大豆生田蒼らと対決する。杉山裕也は22日からの津一般戦で北村征嗣、萩原秀人、石野貴之らと覇権を争う。

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2021年4月11日のニュース