【桜花賞】横典“怪物”メイケイエールで8大競走完全制覇へ挑む

[ 2021年4月9日 05:30 ]

横山典弘
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 化学反応やいかに。前哨戦チューリップ賞で完全に折り合いを欠きながら勝った“怪物”メイケイエールは武豊が負傷のため、横山典と新コンビを組む。

 横山典はテン乗りでG1を5勝。「VTRはいつでも見れるし、初騎乗でもどういう馬かはイメージできる」。そう話す名手の目に同馬はどう映っているのか。「あの武豊が乗ってもああなる。しかも、一度だけじゃない。豊のコメントからも伝わってくる。ヒデ(武英師)が“ノリさんなら”と評価してくれるのはうれしいけど、“凄い馬”が回ってきたと思っているよ」

 手綱を託す横山典を「憧れの人」と表現する武英師は「固定観念を取っ払って乗ってくれる」と起用の理由を説明。「典さんとは電話で何度も話し合って“気分良く走らせてもらえれば”と伝えたが、『分かっているよ』と言ってもらえた。『馬にお願いする』と言っていたので、僕も“お願いしておきます”と。あの人は馬としゃべっているんじゃないですか(笑い)。凄い人です。(元騎手として)嫉妬します」と全権委任の構えだ。

 横山典にとっては、保田隆芳、武豊、C・ルメールに続く史上4人目となる8大競走完全制覇が懸かる。さらに、レース当日は53歳1カ月20日で、勝てば安藤勝己(11年桜花賞)の51歳0カ月14日を大幅に更新するクラシック最年長優勝記録となる。

 「当日のテンションもある。乗ってみないと分からない。言葉が違うかもしれないけど、祈るよ」。同じくテン乗りで気性難のゴールドシップを見事、復活に導いた14年宝塚記念。「お願いします、走ってください」と祈りながらだったという神騎乗は、今も競馬ファンの語り草だ。ファンをワクワクさせる、規格外のおてんば娘と名手の融合。その結果は、競馬の神様だけが知っている。

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