【毎日杯】ルペルカーリア 天国の母・シーザリオに激走届ける!友道師「ここを目標に調整」

[ 2021年3月23日 05:30 ]

先月他界した母シーザリオの良血、ルペルカーリア
Photo By スポニチ

 超良血が立ち上がる。ルペルカーリアの母シーザリオは現役時に日米オークスV。繁殖牝馬としてもエピファネイアやリオンディーズ、サートゥルナーリアと3頭のG1馬を出した。その母は先月27日に他界。現1歳は牝馬、牡馬としてはこの馬が最後になる。当然、背負う期待は大きい。

 昨秋の新馬戦は4着に終わった。続戦はせず、成長を促すためにひと息入れた。プラス12キロの体重(500キロ)で迎えた年明けの未勝利戦を3馬身差V。友道師は「新馬戦の時とは体が違ったし、使った効果もあって前向きさが出ていましたね」と振り返った。

 この中間はユーキャンスマイル、ワールドプレミアなど厩舎の先輩オープン馬とバリバリ併せ馬をこなしている。「ここを目標に調整。ようやく、この血統らしい前進気勢が出てきました」。東上最終便に乗って大舞台へ、いざ飛び立つ。

 ≪モーリス産駒3週連続Vなるか≫モーリス産駒が勢いに乗ってきた。先々週のフィリーズレビューはシゲルピンクルビーがV。先週のファルコンSもルークズネストが勝利を飾った。ルペルカーリアには産駒として3週連続重賞Vが懸かる。なお、モーリス産駒は今年JRAで21勝を挙げている。種牡馬別の勝ち星で10位にランクイン。新種牡馬の中では堂々のトップだ。

 ▽毎日杯 54年に3歳馬のハンデ重賞として創設、翌年に別定へ変更。70年までは主に6月に行われていたが、71年から3月へ。距離は創設以来、芝2000メートルだったが07年から新設された芝外回り1800メートルで施行。大レースを目指す若駒が参戦する重要な前哨戦として位置付けられた。

続きを表示

この記事のフォト

2021年3月23日のニュース