【第127期生修了記念競走】清水愛海、8年ぶり6人目の女子チャンプ 捲り許さず力強く逃走

[ 2020年9月26日 05:30 ]

レース後の清水愛海(左)と荘林幸輝実技教官
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 ボートレースの「第127期生修了式」が25日、福岡県柳川市のボートレーサー養成所で行われた。修了記念競走は清水愛海(あみ、20=山口)がインから逃げて同期29人の頂点に。女子の優勝は12年喜多須杏奈以来、8年ぶり6人目。女子のリーグ戦勝率1位(7・12)は初の快挙となった。修了生は11月から全国のボートレース場でデビューする。

 女子であることなど全く意識させない豪快な走り。清水はインからコンマ09のSを決めた。そして3号艇・仲道の捲りも許さない。力強く逃げに持ち込み、フィニッシュ。勝率1位の実力を存分に見せつけた。「Sを全速で行けて、自信を持って回れた。優勝できるとは思っていなかったので良かった」。ホッとした清水から白い歯がこぼれた。

 とにかく握る、そして攻める。それが身上だ。養成所では転覆、落水が合計45回。しかし、荘林幸輝実技教官は「見る限り、一番転覆したんじゃないですか。女子のレベルを上げるためにも清水にはうまくなってもらいたい。握ってハンドルが切れるのはいいこと。基本はできている」と前向きな戦い方を評価した。レース後「うまかった…。普通の女の子なら捲られている」と、しみじみと漏らした言葉に清水への評価が表れていた。

 喜多須以来、8年ぶりの女子チャンプ。95年横西奏恵さん(引退)も制した一戦。女子のトップをうかがえる素材だ。だが、表彰式では「転覆が多くて、みんなに迷惑を掛けた。感謝の気持ちしかない」と同期にペコリ。心の方も整っている。

 11月2日からの徳山でデビュー。「まずは無事故完走。着より内容を重視して、きれいな走りを心掛けたい。1年間はFを切らず、お客さまの心に残るレーサーになりたい」。周囲の心をわしづかみにする笑顔。新星誕生の予感がした。

 ◆清水 愛海(しみず・あみ)1999年(平11)11月23日生まれ、柳井市出身の20歳。山口支部。岩国総合高卒。レーサーは「母子家庭なので高収入に魅力を感じた」。リーグ戦、第3、第7戦を優勝。好きな言葉は「七転び八起き」。1メートル57、45キロ、血液型O。

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