【梅ちゃん先生　特別編】22日東京11R　6月に仕上がるゲルニカ

　ピカソの大作「ゲルニカ」が完成したのは82年前の6月だった。ドイツ軍に無差別爆撃を受けたスペイン北部の町ゲルニカ。白黒のキャンバスには空襲から逃げ惑う人馬が描かれている。惨状を大急ぎでパリ市民に伝えるためピカソは油彩よりも乾きが早いペンキを用いて完成させ、パリ万博の会場に運び込んだという。

　「レッドゲルニカ（東京11R）とどんな関係があるんだ？」。平井の酒場で金城はけげんな顔を向けてくるが、このピカソの大作にあやかって命名されたのがレッドゲルニカだ。こちらは道悪巧者だけに乾きが遅い方が走る。梅雨期の天気予報は変わりやすいが、ひと雨降ればチャンスはふくらむ。大きなストライドだけに東京替わりもプラス。