【新馬戦総括】主役級大器アメリア、サリオスは加速力抜群

[ 2019年6月3日 05:30 ]

  早くもクラシックの主役候補が登場した。阪神芝1600メートルを大楽勝したリアアメリアは父がディープインパクト、母が米G1勝ち馬という血統馬。返し馬、そしてレースと行きたがるような面を見せたが、それでいてこれだけのパフォーマンスを見せられるのだから、器は相当に大きい。まだまだ覚えるべきことは多いものの、鞍上との“ルールづくり”がスムーズにいけば、ほぼ間違いなく桜花賞の有力馬になる。

 東京芝1600メートルを上がり3F33秒1で差し切ったサリオスは、仕掛けてからの加速力が抜群だった。胴伸びがあって距離延長は何ら問題なし。まだまだ緩い体つき、そして成長力が武器のハーツクライ産駒という点から、大舞台を意識できる。東京芝1600メートルを制したモーベットは、オルフェーヴル産駒だけに気の難しさが出てこないかどうかがポイント。加速ラップを差し切ったレースぶりは高評価できる。

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2019年6月3日のニュース