【秋華賞】アエロリット95点、後肢立ち気味も寝肩で関節補う

[ 2017年10月11日 05:30 ]

今春に比べてトモや肩の筋肉量も増えてきたアエロリット
Photo By スポニチ

 採長補短という古代中国の故事があります。長所を生かせば、短所を補えるとの意味。アエロリットの馬体にも当てはまる故事です。飛節は立ち気味、四肢の球節も立っている。芝でも大丈夫なのかと、首をひねりたくなる関節の短所。でも、肩に目を移すと、実に滑らかな傾斜。肩甲骨がしっかり寝ている。前肢は肩甲骨の角度まで前に伸びます。大きなストライドを可能にする寝た肩が立った関節を補っている。

 今春に比べてトモや肩の筋肉量も増えてきました。当時よりも耳をしっかり立てており、気性の成長もうかがえます。半面、立ち方に少し力みが感じられる。そのため全体像が硬く映るのです。距離延長が課題になるでしょう。

続きを表示

2017年10月11日のニュース