【京都新聞杯】プラチナム重賞初V!日本ダービーへ弾み

[ 2017年5月7日 05:30 ]

<京都新聞杯>浜中騎手を背に大外からサトノクロニクルを差すプラチナムバレット(手前)
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 「第65回京都新聞杯」はメンバー最速の上がりで伸びたプラチナムバレットが重賞初制覇。これまでの先行押し切りスタイルとは一転、この日は豪快な末脚で進化の走り。日本ダービー(28日、東京)へ弾みをつけた。

 大舞台を前に“優等生”を脱却。プラチナムバレットがサトノクロニクルとの叩き合いを頭差制し重賞初制覇を決めた。好位でしぶとい堅実な立ち回りから一転、この日は中団からの競馬。「もう一列前で競馬をしようと思っていたが、序盤で後手に回ってしまった」と浜中。それでも鞍上は冷静。午前の雨で渋った芝を考慮し、道中は馬場が良好な外めで流れに乗る。直線手前でGOサインを出すと、馬場のど真ん中を豪快に突き抜けた。上がり3Fはメンバー最速の33秒6。鞍上は「力を付けていますね。自在性があるので(ダービーの)東京コースもこなしてくれると思う」と成長した相棒を褒め称えた。

 河内師はトレーナーとして初めて管理馬を送り出す。「最後はいい脚だった。出す以上は勝ちたいね」。トレーナーは騎手時代に主戦を務めた00年のアグネスフライトで、京都新聞杯→ダービーと連勝で頂点に輝いた。今度は調教師として“河内の夢”をかなえる。

 ◆プラチナムバレット 父マンハッタンカフェ 母スノースタイル(母の父ホワイトマズル)牡3歳 栗東・河内厩舎所属 馬主・ノルマンディーサラブレッドレーシング 生産者・北海道新ひだか町岡田スタッド 戦績6戦3勝 総獲得賞金8325万9000円。

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