頼もしい!モーリスの助っ人の助っ人 モレイラの通訳ハリガンさん

[ 2016年8月17日 05:30 ]

堀師(中央)と話すモレイラ(左)と通訳のアダム・ハリガンさん(右)

 来日中の香港のトップジョッキー・モレイラを陰で支えるのは、豪州出身の通訳アダム・ハリガンさん(37)。レースや調教中の通訳だけではなく、日本滞在中の生活に関すること、例えばビザ申請や住居の確保など、あらゆる面でのサポートも行う。これまでにT・ベリー、ティータンらの通訳も務めてきた。

 アダムさんが最初に来日したのは、17歳の時。第2外国語で日本語を専攻しており、その一環で姉妹校の長野西高校に留学した

 大学卒業後は日本でサラリーマン生活を送り広告代理店など数社を経て自ら貿易関係の会社を設立。現在も代表を務めるが、「会社はスタッフに任せ、本業は通訳」と説明。通訳のほかに日本馬の海外遠征、外国馬が来日する際のサポートも行っており「日本馬が海外遠征する機会は増えるでしょう。ニーズがあれば応えていきたい」と話す。

 競馬の通訳はひときわ難しいという。「専門用語が多い。“ズブい”などの表現は最初は大変だった。細かいニュアンスは今でもよく確認しながら話していますよ」。モレイラについては「世界トップの技術を持つ騎手だけど、常に落ち着いていて、礼儀正しい。今回の滞在も精いっぱい支えていきたい」。先週札幌で5勝を挙げ、今週はモーリスとコンビを組む名手と心を一つにして戦っていく。

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