【フェニックス賞】カシノマスト“九州男児”の意地

[ 2016年8月12日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=4日】東日本地区を拠点とする東京本社の競馬記者にとって小倉は縁遠い競馬場。浜田も仕事で訪れたことはない。出走馬の取材をする機会も少ないのだが、今週は楽しみな馬がいる。土曜9Rフェニックス賞に出走するカシノマスト。管理する蛯名師にスタンドで話を振ると「前走後も小倉に滞在して元気いっぱい」と笑顔で応じてくれた。

 鹿児島県生まれのキャプテントゥーレ産駒。デビュー戦は九州産限定競走を除外され、一般の新馬戦に回ったが、2着に6馬身差をつけて逃げ切った。「一般馬相手でも2、3着はあるかなと思っていたが、まさかあんな強い勝ち方をしてくれるとは」と師も驚く圧勝劇。「小柄だがカイバをしっかり食べてくれる。前走のゴール前は流していたし、まだ時計も詰められそう。楽しみです」と手応え十分だ。ここで好走すれば小倉2歳Sに向かうプランも。阪神、中京デビュー馬も出走してくるここは、絶好の力試しの場だ。

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2016年8月12日のニュース