【ヴィクトリアM】クイーン 池江師“地力が問われる東京は合う”

[ 2016年5月13日 05:30 ]

池江師が「休み明けを叩かれて上積みがあるので楽しみ」と話すミッキークイーン

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、ヴィクトリアMにミッキークイーン、京王杯SCにサトノアラジンを送り込む池江師を直撃した。

 ――今週はG1ヴィクトリアマイルにミッキークイーン、前日の京王杯SCにはサトノアラジンが出走します。

 池江師 はい。どちらも休み明けを叩かれて上積みがあるので楽しみにしています。

 ――まずはミッキークイーン。前走は約4カ月半ぶりの競馬でプラス4キロの432キロ。

 太いという意味ではなく、数字以上に大きくみせて状態は良かったです。

 ――スタートは良かった。

 そうですね。そこは多少心配していたのですがポンと出てくれました。

 ――下げて中団より後ろの位置。

 あれだけのスタートを切れたならもっと行ってほしかったというのが本音です。

 ――直線、内を突いたが前がズラリと壁に。

 スローペースで馬群がバラけなかったので前が開きませんでした。

 ――それでも最後だけで首差2着まで追い上げました。

 トライアルとしてはもっとマイルの流れに対応する競馬をしてほしかったけど、最低限の地力は証明してくれました。

 ――今回は東京のマイル戦。

 東京は地力の求められるコース。そういう意味ではこの馬には良いはずです。

 ――使われた効果で追い切りも良かったようですね?

 3週連続で良い動きをしてくれました。

 ――競馬はある程度、流れてくれた方が良い?

 Bコースになるので流れがどうなるかは鍵でしょうね。前さえ捉えてくれれば勝機はあるでしょう。

 ――京王杯のサトノアラジンは前走デビュー以来最も重い534キロ。

 正直、少し立派でした。叩かれて今回は走れる体つきになっています。

 ――好スタートからコースロスなく走れました。

 ただ流れが落ち着いたのと馬場が少し緩かった分、伸びそうで伸びませんでした。

 ――追い切りでは川田騎手が騎乗。

 「イメージよりガツンと来ない感じ」と言っていました。レース前に癖を分かってくれたのは良かったです。

 ――土日連続重賞制覇といきたいところですね?

 どちらもチャンスはあると思うので期待しています。

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