ソルテが地方馬の実力証明

[ 2016年5月13日 05:30 ]

G1かしわ記念で2着と健闘したソルテ

 【地方競馬です!!】南関重賞V6の勢いでG1かしわ記念(5日、船橋)に挑んだソルテ(牡6=大井・寺田)が6番人気ながら2着(勝ち馬コパノリッキー)と健闘した。近年、古馬G1での地方馬連対は浦和サトノタイガーが14年盛岡JBCスプリント2着。南関開催では名馬フリオーソの12年かしわ記念2着以来4年ぶりだった。

 正攻法の逃げ。最内枠からすかさず外2番手に付けたリッキーのプレッシャーは厳しく、最後は3馬身屈した。G1・6勝目を挙げた強豪にこうも完璧に運ばれては仕方ない。人気のモーニン(8着)は「コーナー4回のマイルは初。馬が戸惑った」(M・デムーロ)、ノンコノユメ(4着)は「コーナーがきつく、地方では2000メートルの方がいい」(ルメール)。中央勢は当然強いが課題もある。確かな地力があれば地方馬でも十分戦えることを改めて証明した。

 レース後、陣営は次走候補に6月22日のS3京成盃GMを挙げた。同1日のG2さきたま杯(浦和1400メートル)の可能性もあったが出走間隔を懸念したのだ。しかし、激戦から1週間。寺田師は「10日から稽古を再開し順調。さきたま杯を目指します」と力強く前言撤回。まずはダートグレード初Vへ。そして大目標のJBCスプリント(11月3日、川崎1400メートル)でG1獲りを狙う。 (池田 裕文)

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2016年5月13日のニュース