【東海S】インカンテーション 8カ月ぶり実戦も不安なし

[ 2016年1月20日 05:30 ]

8カ月ぶりの実戦を控えるインカンテーション

 中京メーンの東海Sでインカンテーションが約8カ月ぶりの実戦を迎える。

 昨年5月の平安S1着後に左後肢第1趾骨(しこつ)を骨折するアクシデント。これまでダート重賞3勝、昨年のフェブラリーSでは王者コパノリッキーから半馬身差の2着など、実績を考えれば頂点を狙える器。羽月師は「当初は3カ月程度の診断だったが、その後に爪を痛めてしまって復帰が延びた。力はある馬なので無理をさせず、じっくりと乗り込んできた。今は脚元も不安なく調整できている」と仕切り直しの一戦に力を込める。

 昨年末の帰厩から速い時計を5本マーク。三好助手が「追うたびに体の緩さが解消され動きが良くなっている」と話すように、馬体に太め感はなく毛ヅヤもさえている。1週前にはCWコースでサクラエール(5歳オープン)と併せ6F85秒1~12秒4で併入。

 指揮官は「100%の出来ではないが、見た目には仕上がっている。目標のフェブラリーS(2月21日、東京)に向けていい競馬ができれば」と慎重な姿勢を崩さなかったが、現時点で最大限の力を発揮できる出来に仕上げてきた。中京ダート戦は【2・0・2・1】と好相性。飛躍の一年にすべく、結果を出して大舞台へ弾みをつける。

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2016年1月20日のニュース