【AJC杯】ディサイファ 小島太師「今年は勝負の1年」

[ 2016年1月20日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=19日】前日とは一転して青空の広がったトレセンの坂路を、ディサイファが力強い脚取りで駆け上がる。「いい動きだろ?冬場でも筋肉が柔らかい。7歳になった今年は勝負の1年だ」。スタンドで見守る小島太師が晴れやかな表情を浮かべた。

 AJC杯で人気を集める重賞ウイナー。厩舎に詰めかけた梅崎ら記者を応接室に招き入れると、独演会が始まった。「前走は内(の進路)をフタされたのが痛かったが、それでも狭い馬群の間を割ってきた。今回の結果次第ではドバイにも登録したい」

 視野に入れるのは、ディサイファの馬主シェイク・モハメド殿下が主催するドバイワールドCシリーズ(3月26日)だ。「洋芝の札幌記念を勝ったように時計を要する芝コース(メイダン競馬場)は合っている。前肢をかき込むような走法だから」。今週末の千葉地方は雨の予報。「道悪は鬼だよ。昨年からものすごく成長している。3年ぶりに騎乗する武豊がびっくりするだろうな」と笑った。

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2016年1月20日のニュース