【マイルCS】イスラボニータ 久々のマイル戦で復権Vだ

[ 2015年11月17日 05:30 ]

イスラボニータ

 マイルCS過去10年のデータを徹底分析した結果、イスラボニータがV候補に浮上した。

 (1)実績 個性派ぞろいの過去の勝ち馬に共通するのは重賞Vの実績があったということ。重賞未勝利馬の勝利は95年トロットサンダーが最後。昨秋続いた重賞未勝利馬のG1制覇もこのレースで止まった。昨年2着以降も惜敗続きのフィエロ、サトノアラジンなど有力馬がいきなり脱落する。

 (2)安定感 過去10年の勝ち馬で最も連対率が低かったのは10年エーシンフォワードの36.4%。安定感に欠ける馬が大一番でいきなり全能力を発揮できるだろうか?連対率36%がボーダーライン。33%止まりのロゴタイプが惜しくも圏外だ。

 (3)年齢 最大の特徴は3歳馬の不振。勝ったのは00年アグネスデジタルが最後で、過去10年では【0・0・2・33】。昨年はミッキーアイルが1番人気で13着。出走頭数は4歳(36頭で3勝)と大差ないのだから、やはり3歳馬は割り引きが必要だ。

 (4)前走 過去10年で5勝を挙げている天皇賞・秋が最有力ステップレース。1桁着順なら巻き返し可能だ。一方、その他の重賞で4着以下から巻き返した2頭(10年エーシンフォワード、14年ダノンシャーク)はともに1番人気での敗退で、今年はこのパターンは不在。また、オープン特別からの参戦も95年トロットサンダーを最後に勝っていない。昨年Vのダノンシャーク、トーセンスターダムなどには厳しいデータだ。

 残ったのはモーリスとイスラボニータの2頭だが、モーリスは安田記念以来。過去10年の勝ち馬は全て10月以降に出走しており、全31回の歴史を見ても春以来だった馬の勝利はない。ぶっつけでのG1はさすがに楽ではないはず。今週も頼りになるのは蛯名。イスラボニータが久々のマイル戦で復権を果たす!

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2015年11月17日のニュース