【マイルCS】アルビアーノ3歳牝馬初Vへ 控えてもOK

[ 2015年11月17日 05:30 ]

 3歳牝馬アルビアーノがスワンSを制して大一番に挑む。初の長距離輸送、京都コースをクリアした前走だったが、最大の収穫は戦法。これまでの先行スタイルから一転、控える競馬で結果を出した。

 スタート直後にスッと抑えて馬群の中へ。難なく折り合うと、ラスト1Fで力強く抜け出し、昨年のマイルCS2着フィエロに1馬身1/4差の完勝。木村師が常々「調教で馬の後ろに入れてもドッシリしているように、控える競馬もできる」と話していた通りのレースぶりだった。

 京都から直接栗東入りして、順調に調整を重ねる。「環境にも少しずつ適応してくれている。中2週と詰めて使えるのは心身共に成長しているから。このままいい状態でG1に送り込みたい」と師は力を込める。勝てば史上初の3歳牝馬V。“進化形”アルビアーノなら、その快挙に手が届くかもしれない。

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2015年11月17日のニュース