【住之江・高松宮記念】田中 インから“完璧”逃げ切りV!

[ 2015年10月11日 05:30 ]

インから完璧に逃げ切り優勝した田中はトロフィーを手に笑顔

 ボートレース住之江のG1「第43回高松宮記念特別競走」は10日に第12Rで優勝戦が行われ、田中信一郎(42=大阪)がインから完璧に逃げ切り、3度目の地元G1タイトル制覇を果たした。G1優勝は14回目(通算は74V)となった。2着は先に握った西村、3着には峰が粘り込んだ。

 「次のことやグランプリのことなんか全く考えてなかった。とにかくきょうを勝ちたかった」

 真っ白な気持ちで臨んだファイナル。自然と気合も入っていたようだ。スタート展示からもつれた進入も、田中にとっては「想定内」。本番はインからコンマ09。自信を持って踏み込むと中島の単騎攻めも何の、自慢の極上ターンで一瞬にしてぶっち切った。

 「完璧やったね。ホント優勝したかったんで、関係者には悪かったんですがスタートは“行く気”でいこうと決めてました。エンジンの方も整備の効果が徐々に出てきたのか、特訓から感じは良かったです」。まさに文句なしの快勝。これで獲得賞金も5595万とし賞金ランクは第8位まで浮上。年末グランプリの“ベスト6”入りも現実味を帯びてきた。

 「それはまだこれから考える。それより周りが言う“いい流れ”のまま行けた気がするんでこの調子で。この後も心を込めてグイグイ行きますよ」。レースから解放されたシンイチローの表情が、最後はちょっぴり緩んだ。

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2015年10月11日のニュース