【サウジアラビアＲＣ】ブレイブ連勝！横典「いい脚だった」

＜サウジアラビアロイヤルカップ＞レースを制したブレイブスマッシュ（６番）と騎乗した横山典弘騎手（左から４人目）、管理する小笠倫弘師（右端）

　昨年まで、いちょうＳとして行われていた重賞「第１回サウジアラビアロイヤルＣ」が１０日、東京競馬場で行われた。４番人気のブレイブスマッシュが直線鋭く伸びてＶ。０９年いちょうＳ（当時オープン特別）を制した父トーセンファントムの産駒は２世代目で重賞初制覇となった。

　ブレイブスマッシュはスタートを決めて中団から。直線はライバルより先に抜け出し、最後は外から迫ったイモータルとの首の上げ下げを鼻差で制した。昨年クラリティスカイに続くＶとなった横山典は「１頭になるとフワフワするところがあって、その分、際どくなってしまったが、よくしのいでくれた。いい脚だった」と愛馬を称えた。デビュー３戦は２着が続いたが、未勝利Ｖに続いて連勝。小笠師は「使いながら地力をつけてきた。今後は状態を見ながらゆっくりローテーションを決めたい」と話した。

　◆ブレイブスマッシュ　父トーセンファントム　母トーセンスマッシュ（母の父トウカイテイオー）牡２歳　美浦・小笠厩舎所属　馬主・島川隆哉氏　生産者・北海道日高町エスティファーム　戦績５戦２勝　総獲得賞金４４２２万７０００円。