【桐生・赤城雷神杯】毒島、悲願の地元G1初V「夢のよう」

[ 2015年9月21日 05:30 ]

初めて地元G1を制し、賞金ボードを高々と掲げる毒島(右)

 ボートレース桐生のG1「開設59周年記念・赤城雷神杯」は20日、第12Rで優勝戦が行われた。1号艇の毒島誠(31=群馬)が逃げ切って快勝。5月のまるがめ周年以来4回目のG1制覇を飾り、優勝賞金900万円を獲得した。

 最終コーナーをクリアすると何度も右拳でガッツポーズ。毒島が悲願の地元G1初Vを達成した。「このタイトルを獲ることが目標だったし、これを獲らないと桐生に恩返しすることができないと思っていました。きょう(20日)は心臓がドキドキしっぱなし。夢のようです」。大勢の地元ファンから祝福され、感無量の面持ちだった。

 表彰式の表情とは対照的に、レースはインから他艇を寄せ付けない文句なしの内容。「1Mで誰も差してこなかったので転ばないことだけを考えました」と胸を張った毒島。この優勝により今年の獲得賞金額は6300万円を突破した。ランキングも7位から4位まで上昇。12月の住之江グランプリ出場は決まったも同然だ。「自分の持ち味であるスピードターンで戦っていきたい」。今後の記念ロードも、艇界屈指の旋回力を生かして盛り上げる。

 ◆次走 毒島誠、瓜生正義の次走は29日からの宮島G1大渦大賞IN宮島。今村豊、白井英治、池田浩二らと優勝を争う。斉藤仁、峰竜太の次走は26日からの平和島一般戦。中岡正彦、坂口周、江夏満らが出場。中里英夫の次走は10月2日からのからつ一般戦。金子良昭、鈴木博、平尾崇典らが出場。久田敏之の次走は26日からのとこなめ一般戦。瀬尾達也、石渡鉄兵、中野次郎らとVを争う。

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2015年9月21日のニュース