団結でパワーUPする名古屋

[ 2015年9月11日 05:30 ]

運営と現場が団結して入場&売り上げ増を狙う名古屋競馬

 【地方競馬です!!】7~8月にかけて、6年ぶりに大規模な馬場改修工事を行った名古屋競馬。白く美しくなった馬場について騎手たちに聞くと「以前のように砂がつかなくなったし、水はけもいい」と好評。調教師会会長の藤ケ崎一男師は「内側が薄いなど調整の余地がある。逃げばかりでなく外からの差しが決まるなど、競馬の幅が広がるようにしていかなければならない」と話した。

 昨年は競馬場の愛称「金シャチけいばNAGOYA」や、マスコットキャラクター名「シャチウマくん」を公募で決定。今年5月には、同じく公募でファンファーレが新しくなった。12年度末に累積赤字が39億を超え、存続問題に揺れた名古屋。インターネット馬券販売の好調を受け、13、14年度は単年度収支が黒字化したが、さらなる入場・売り上げ増を目指し、積極的に動く。次の一手は12月末、電子マネーによるキャッシュレス購入のタブレット端末導入を進める。

 8日は名古屋初の3000勝騎手になった岡部騎手の記念セレモニーが行われた。丸野騎手も8月26日に1900勝を達成。気を吐くベテランに対し、リーディングの大畑騎手ら中堅、若手も元気いっぱい。テレビ東京で放送中のウイニング競馬に12日、出演する木之前騎手は「自分がいろいろな所に出ていくことで名古屋を知ってもらえれば」と話す。運営、現場が一致団結してパワーアップを図る名古屋競馬に今後も注目だ。 (秋田麻由子)

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2015年9月11日のニュース