【新潟記念】波に乗る石川、アーデントに自信“気持ちよく走らせたい”

[ 2015年9月2日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=1日】秋の足音が近づき、すっかり過ごしやすくなったトレセンで、高木は調教を終えた石川を見つけた。熱心な競馬ファンならお気づきだろうが、先週から馬柱で石川の名前の横に付いている▲は△に。通算勝利数が30に達し、減量が3キロ→2キロに変更された。「お祝いはしたの?」と聞くと「そんなことでいちいち祝わないですよ」と笑われた。自分の志の低さを反省。

 2週前には12番人気のヤマチョウフェアを見事に乗りこなし、単勝124・5倍の大穴をあけた。勢いのまま週末の新潟記念ではアーデントで勝負を懸ける。石川は「オープンで勝っているだけあっていい馬。先週の追い切りでは、ハミがかかっていい動きでした」と好感触。「気が悪いところがあって、(小回りの)函館より新潟の方が合う。前で運べるよう気持ちよく走らせたい」と話した。心なしか自信を含んだ言葉に、高木は昨年リゲルS以来の勝利の気配を感じた。

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2015年9月2日のニュース