【新潟2歳S】ロードクエスト4馬身差圧勝!最後方から17頭一気差し

[ 2015年8月31日 05:30 ]

衝撃の末脚で制したロードクエスト(右から2頭目)

 来春クラシックにつながる出世重賞「第35回新潟2歳S」が30日、新潟競馬場で行われた。道中最後方を進んだ1番人気ロードクエストがインを突き、17頭をごぼう抜きして、2着ウインファビラスに4馬身差の圧勝劇。無傷の2連勝で重賞初Vを飾り、来春の主役候補に躍り出た。

【レース結果】

 何という強さ。ロードクエストの規格外の強さに新潟のファンがどよめいた。大出遅れの新馬戦ほどではなかったが、1馬身の出遅れ。それでも新コンビの田辺は最後方インを悠然と進んだ。4コーナーでも傷みが進む最内を大胆に選んで、直線では一瞬でギアチェンジ。徐々に馬場状態の良い中央へ。雨をたっぷりと含んだやや重の芝で破格の3F32秒8!!2着ウインファビラスに4馬身差。17頭をごぼう抜きしてしまった。

 「びっくりした…」。鞍上の第一声が全てを語っていた。一見絶望的に映った位置取りに反し、田辺は自信満々だった。「何かのアクシデントでもなければ、負けることがない手応え。4コーナーで外に行くと、かなり外を回らされそうだったので内へ。道悪?調教で乗った時にパワーを感じたし、逆に向いていると思った」。確信の位置取り&コース選択だったのだ。

 1番人気に応えた小島茂師は「良かったです。ホッとしました」と笑顔で切り出した。実は、週中のゲート練習では「全く出なかった」と本音も。新馬戦とは違って、イレ込んでいたという。しかし終わってみれば、全てが杞憂(きゆう)に終わった。指揮官は「正直ゲートは出ないと思っていたので“きょうは出たなあ…”と。血統も爪の形を見ても、道悪は大丈夫と思っていた。田辺君には内を突いてもいいと言っていた。それにしても強かった。なかなか、こういう馬には巡り合えない」と愛馬の破壊力に最敬礼だ。

 新潟2歳Sは2年前に良馬場でハープスターが、上がり3F32秒5の末脚を発揮して制した出世レース。父マツリダゴッホは07年有馬記念優勝馬。血統背景を考えても、2歳戦だけでなく、来春に夢が広がる圧勝だ。田辺は「折り合いは付く馬。距離は延びても大丈夫。ソロッと出して、楽に付いていける距離の方がむしろいい」とクラシックを見据えている。師は「日高の馬で重賞を勝てたのもうれしい。距離は延びていいと思うので、暮れは2つ(朝日杯FSかホープフルS)のどちらでも」と柔軟な路線選択を示唆した。秋の気配が漂う越後路から出現したG1候補。クエストの無敗進撃は続いていく。

 ◆ロードクエスト 父マツリダゴッホ 母マツリダワルツ(母の父チーフベアハート)牡2歳 美浦・小島茂厩舎所属 馬主・ロードホースクラブ 生産者・北海道様似町様似堀牧場 戦績2戦2勝 総獲得賞金3763万円。

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