【浜名湖賞】広島エース・山口、強力出足で逃走Vだ

[ 2015年8月2日 05:30 ]

優勝戦1号艇の山口剛

 ボートレース浜名湖のG1「浜名湖賞開設62周年記念」は2日、最終日を開催し、12Rで優勝戦が行われる。1号艇は予選1位から昨12R準優勝戦を勝った山口剛(32=広島)。舟足は仕上がった。王道Vを完遂し、13年のびわこ周年記念以来通算5回目のG1優勝をつかみ取る。待ったをかけるのは、ディフェンディングチャンピオンの若き地元エース、深谷知博(27=静岡)だ。

 ファイナル絶好枠を獲得したのは広島のエース、山口だ。今節は強力な出足を駆使し、さすが元体操選手と言える柔軟なレース運びを見せてきた。機力はピット離れを含めて完調ムード。優出した他の5選手と比較してやられる選手はいないだろう。気になるのが、前走の三国SGで切ったフライング。準優はインからコンマ19と甘い踏み込みにも映ったが、「周りが来てなかったので合わせた。(優勝戦の)スタートは行くか行かないか」。逆に研ぎ澄まされた集中力を発揮し、他艇を完封する。

 対抗1番手は前回大会覇者の深谷。勝手知ったる地元水面の利を生かし、カドから山口の内懐に切れ込んでくるだろう。斉藤は山口に引けを取らぬ実戦足を生かし、道中戦に活路。当地記念ウイナーの峰も深谷と連動して間隙を突いてくる。行き足に不安をのぞかせる笠原、大外の黒井は評価を下げた。

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2015年8月2日のニュース