【函館スプリントS】コパノリチャードいざ復権駆け!サマーS狙う

[ 2015年6月16日 05:30 ]

北の大地で、1年以上ぶりの勝利を目指すコパノリチャード

 G1馬コパノリチャードが北海道シリーズ開幕週の重賞・函館スプリントS(21日)に登場する。昨年の高松宮記念V後、6戦未勝利。1年以上ぶりとなる“美酒”を味わうため、北の大地にやって来た。先週木曜に栗東を出発。約20時間の長旅を終え、函館に入った。宮師は「体調は良くて、元気もいい。稽古の本数も足りているし、息もできている。あとは現地での様子を見てからになるが、木曜にWコースで追い切る予定」と話した。

 函館遠征は昨年も予定していたプラン。直前にトモの筋肉痛で回避したが、今年は順調に乗り込んできた。「夏に強いタイプではないけど、年々丈夫になっているから」と指揮官。函館なら気温は上がっても20度。涼しい気候は間違いなくプラス材料だ。

 昨秋の2戦は大きく崩れたが、暮れの阪神C(2着)から重賞で上位争いを繰り広げている。連覇を狙った前走の高松宮記念は5着。師は「ここ3走は、それなりに走れている。前走も展開のアヤ。外枠で、外々を回らされたから。勝ち馬と同じ位置なら、際どい競馬になっていたと思う」と力負けではないことを強調。

 ここはアンバルブライベンとの先手争いに注目が集まるが、師は「行く馬がハッキリしている分、競馬はしやすい。1200メートルなら遅くなることもないし2、3番手からでも心配はない。力のいる洋芝も良さそう」と展望。さらに「この後はキーンランドCも考えている。サマーシリーズも狙っていきたい。もっと上を目指せる馬」と期待を込めた。北の大地から再び、短距離界のセンターを目指していく。

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2015年6月16日のニュース