【エプソムC】ディサイファ連覇へ、濃霧切り裂いた!

[ 2015年6月11日 05:30 ]

濃霧の中、併せ馬で追い切るディサイファ(奥)

 昨年の覇者ディサイファが、濃霧を切り裂くシャープな動きを見せた。白いモヤに包まれたポリトラックコースの視界は、正面の直線だけ。外アルベルティ(7歳1600万)と馬体を並べかけたところで、ようやく姿を現した。鞍上が手綱を動かすとスッと脚を伸ばして瞬時にかわし、1馬身先着してフィニッシュ。小島太師は「3馬身追走からのスタート。いい動きだったね」と“全貌”を説明し、満足そうな笑みを浮かべた。

 父ディープインパクトの評判馬が、ようやく重賞タイトルを手に入れたのがちょうど1年前。「今年はメンバーが強い。こんなに勢いのある馬が集まるのは珍しい」と師は勢力図を分析したが、1年以内に重賞を制しているのはディサイファだけ。実績、充実度はNo・1だ。「うちの馬も昨年より良くなっている。秋につながるようなレースを」と期待度十分に送り込む。

続きを表示

2015年6月11日のニュース