【宝塚記念2週前追い】ゴールドシップ流して12秒9、初V3へ順調

[ 2015年6月11日 05:30 ]

横山典を背に併せ馬で追い切るゴールドシップ(右)

 宝塚記念(28日、阪神)史上初の3連覇へ、順調そのものだ。2週前追い切りが東西トレセンで行われ、ゴールドシップ(牡6=須貝)は横山典を背にして坂路併走。僚馬セイウンチカラ(5歳1000万)を3馬身追走する形からジワジワと差を詰めたが、最後は流して1馬身遅れの入線。時計は4F53秒6~1F12秒9。見守った須貝師は「あくまでノリちゃん(横山典)との呼吸が大事だと思っていたからね。相手は動く馬だし、時計の問題じゃないよ」と目を細める。

 この日は追い切りを終えてから厩舎に戻るまで、いつものように暴れるシーンは見られず。横山典は「久しぶりにおとなしかったね。野生のボスみたいな馬だから終わるまでヒヤヒヤだったけど」とホッとした表情だ。1週前追い、さらには最終追いにも騎乗予定。「胃が痛くなるとは言わないけど、緊張で眠れない日が続くね。他の馬の何十倍も神経を使うから」と苦笑いだが、愛馬の元気な様子には満足顔。気持ち良さそうに汗を拭って、栗東トレセンを後にした。

続きを表示

2015年6月11日のニュース