海外馬券が日本で買える!早ければ来年4月、販売はネットのみ

[ 2015年4月25日 05:30 ]

昨年10月の凱旋門賞では、ハープスターが(19)が6着、ジャスタウェイ(7)が8着に終わった

 日本の競走馬が出走する海外レースの馬券を国内で購入できるようにする改正競馬法が24日、衆院本会議で全会一致で可決、成立した。年内の法律施行を経て、早ければ来年4月以降に購入が可能となる。

 法改正により、JRAや地方競馬の主催者は、監督官庁・農相の指定を受けた海外レースの馬券を売ることができる。指定対象となるのは凱旋門賞やドバイ、香港、オーストラリアの主要レースなど、日本馬の出走が見込まれる約20レース。馬券の種類は単勝、馬連、馬単、3連単などJRAと同じ賭け式が発売可能となる。払戻金は海外のオッズとは連動させず、現行の独立プール方式と呼ばれる国内完結型の独自オッズを設定した上で発売する。

 JRAは法案成立を受け、発売システムの開発に着手。発売する(農相の指定を受ける)レースや馬券の種類の選定に入る。また海外競馬主催者との提携契約についての手続き(映像権利、レース結果の確認方法など)を進めることになる。

 なお、発売対象となる海外のレースの多くは日本時間深夜から未明に発走するため、馬券は競馬場、ウインズなどでは販売せず、インターネット(A-PAT、即PATなどの会員制電話・ネット投票)のみになる見通し。

 農水省は1レース当たりの売り上げを20億円程度と見込んでいる。

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2015年4月25日のニュース