【皐月賞】初タッグ岩田&リバティ、V気配十分「乗りやすい」

[ 2015年4月17日 05:30 ]

アクシデントを乗り越え大舞台に挑むダノンリバティ

 【G1ドキュメント=16日】トライアルが始まった頃は賞金ボーダーが相当、高くなるとみられた今年の皐月賞。だが賞金上位馬が次々と出走を見送り、登録段階で19頭。それからさらに回避が出て、36年ぶりに15頭立てとなった。

 ダノンリバティは出走決定順の賞金にカウントされるのが、新馬勝ちと毎日杯2着で1150万円。毎日杯が終わった時点では賞金的に絶望的なポジションだったため、陣営はダービー路線へと気持ちを切り替えかけた。そこから一転、急浮上。この辺りに柏原は勝負強さを感じている。振り返れば昨夏の新潟で強烈な末脚を繰り出して新馬勝ち。その後、左前球節に軽い骨折が判明して休養。今年に入ってからも爪をぶつけ、きさらぎ賞を回避するアクシデントがあった。それを乗り越え、この大舞台へ。音無師の口ぶりに期待感がにじみ出ている。

 「この馬は乗り味が抜群にいい。岩田君は追い切りで良さを感じてくれたと思うよ。調子は年明けの京成杯に使った頃から変わらず、ずっといい。前半いかにダマせるか。持ち味の瞬発力を生かしてほしい」

 トレーナーが手綱を任せる岩田はレッツゴードンキとのコンビで先週の桜花賞勝ち。水曜の最終追い切りは坂路併せ馬で息ピッタリのパフォーマンスを披露した。「乗りやすい。反応が良くてパワーもある」と初コンビを組む鞍上は好感触。トライアル組より注目度では見劣るかもしれないが、大仕事をやってのけそうな雰囲気が漂っている。

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2015年4月17日のニュース