【皐月賞】しぶとく伸びるエンブレム 田辺「2千の距離合う」

[ 2015年4月17日 05:30 ]

皐月賞でブライトエンブレムに騎乗する田辺騎手

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、皐月賞でブライトエンブレムに騎乗する田辺騎手を直撃した。

 ――ブライトエンブレムの最終追い切りにまたがりましたが、小島茂調教師からはどんな指示が?

 田辺騎手 先週までで仕上がっているので、サラッとやってくれればいいと。だから無理にかわさずフィニッシュしました。

 ――3頭併せ。追いかける形で最後は併入。

 調教はそれほど動かないですが、今回は馬なりのまま並んでいきました。良い状態だからできた動きと感じた。

 ――感触は悪くない?

 今回は間が詰まっているけど、イレ込みもなく良い雰囲気でした。

 ――前走(弥生賞2着)もスタートはいつも通りいまひとつ。

 あれでも今までと比べれば出てくれた方。スタートは少しずつだけど良くなっている。

 ――それでも後方から。

 内よりの枠で、馬場も内が荒れていた。それで思ったようにポジションがとれず、考えていたより後ろになってしまった。

 ――道中の手応えは?

 ムキにならず折り合いもついて、手応えは悪くなかった。

 ――むしろもう少し行ってくれた方が良かった?

 途中からはそう思った。ただ中間にまたがった気配などから掛かってしまう心配もしていたので、ガツンとハミをかむことがなかったのはいいと感じた。

 ――コーナーは大外。コーナリングはあまり上手ではない?

 確かに器用に内を立ち回れるタイプではないかも。でも下手に内を突いて勢いを殺すより、ロスがあっても外を回った方が伸びてくれる感じなだけで、決して下手なわけではない。

 ――長くいい脚を使って2着。

 ビュッと切れるという感じはないけど、しぶとく伸びてくれる。そういう意味でも2000メートルくらいの距離が合う。

 ――ここでも期待できる。

 相手は強くなるので今回はある程度、積極的な形で競馬をしたい。自分の味を生かしながら相手を封じるような競馬ができれば、結果もついてくると思う。新馬から乗り続けて癖は分かっているので、いい騎乗ができるはず。

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2015年4月17日のニュース