【高松宮記念】前走復活V、ミルコも絶好調!マッジョーレをV指名

[ 2015年3月24日 05:30 ]

M・デムーロになでられるダイワマッジョーレ

 高松宮記念過去10年のデータを徹底分析した結果、阪急杯を快勝したダイワマッジョーレがV候補に浮かび上がった。

 (1)前走 5着以下から巻き返して優勝した馬は1頭もいない。連覇を狙うコパノリチャードだが、前走・阪急杯6着は頼りない結果。オーシャンS6着リトルゲルダなど9頭が一気に脱落する。なお、レース別では阪急杯組が【6・5・3・39】、オーシャンS組が【3・1・3・58】、シルクロードS組が【1・1・4・15】の成績。阪急杯組が最有力ステップだ。

 (2)海外NG 前走、JRA重賞以外からの臨戦馬は1頭も馬券に絡んでいない。香港馬エアロヴェロシティは香港スプリントでストレイトガールを破って優勝しているが、このデータでは厳しい。G1オール3着以内のストレイトガールもしかり。残念だが、2頭ともサヨウナラ。

 (3)性別 牝馬Vは12年カレンチャンの1頭だけ。同馬は前年のスプリンターズSも制した実績馬。アンバルブライベンもローブティサージュもスプリント重賞を制しているが、いずれもG3。ここでは力不足。

 (4)安定感 近2走以内に0秒7差以上の大敗を喫している馬は推せない。05年Vアドマイヤマックスは2走前・根岸Sで14着だったが、初のダート戦。09年ローレルゲレイロも東京新聞杯13着は距離の壁。いずれも敗因は明らか。ハクサンムーンは2走前・阪神Cで18着。7Fとはいえ、最下位は負け過ぎ。さらに、1年半勝ち星から遠ざかっているとなると…。思い切っておさらばだ。

 (5)人気 勝ち馬10頭全てが前走で3番人気以内だった。一定の支持を集めて、それに応える力があってこそG1を制する資格があるということ。余談だが、00年以降に行われた中央G1で、5番人気以下の優勝がないレースは高松宮記念だけ。上位人気馬が堅実に結果を出すということだ。

 結論はダイワマッジョーレ。前走・阪急杯で1年10カ月ぶりV。M・デムーロは昨年このレースを勝っており、日本移籍後も絶好調。頼もしいパートナーを背に、悲願のG1タイトルを手に入れる。

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2015年3月24日のニュース