【天皇賞・秋】イスラボニータ実りの秋 いざ3歳馬の盾獲りへ

[ 2014年10月28日 05:30 ]

過去10年のデータから3歳馬イスラボニータを推奨

 天皇賞・秋過去10年のデータを徹底分析した結果、3歳馬イスラボニータを浮かび上がらせた。

 (1)前走 過去10年の優勝馬10頭中9頭が前走で2着以内、つまり連対を確保している。さすが伝統と格式の一戦だ。唯一、連対外から巻き返したのが12年エイシンフラッシュの毎日王冠9着。毎日王冠組は目下8年連続で連対中なので、着順は不問とする。G1・7勝目を狙うジェンティルドンナは宝塚記念9着がネック。狙いは3連覇が懸かる次のジャパンCか。

 (2)高齢馬 連対馬20頭中19頭が3~5歳馬。09年カンパニーだけが8歳で優勝と異彩を放っているが、前走できっちり毎日王冠を勝っていた。ペルーサ(10年2着、11年3着)、ダークシャドウ(11年2着)もこの舞台で輝いた馬だが、さすがにピークは過ぎた感じか…。

 (3)重賞実績 優勝馬はG1馬が5頭、G2・2勝以上が4頭とグレードの高いレースで好成績を挙げていた。唯一の例外が昨年Vのジャスタウェイだが、毎日王冠で2年連続2着と東京コースには適性を示していた。上がり馬として注目のスピルバーグ、ディサイファだが、やはり実績不足。マイネルラクリマも東京未勝利でG3・2着1回と物足りない。東京未経験のマーティンボロも苦しい。

 (4)休み明け 残ったのはイスラボニータとフェノーメノ。関東を代表する両雄の一騎打ちだが残念ながらフェノーメノには厳しいデータが。宝塚記念以前のレースから直行した馬に勝ち馬なし。これは過去10年どころか、天皇賞・秋が2000メートルとなった84年までさかのぼっても、1頭もいない。実力は認めても春の盾から直行ではハードルはかなり高い。

 よって結論はイスラボニータ。96年Vバブルガムフェロー以降、秋天での3歳馬の好走率は高い。

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2014年10月28日のニュース