【オークス】ハープスターには逆らえない 最強牝馬へ駆け上がる!

[ 2014年5月20日 05:30 ]

 過去10年の勝ち馬から樫の女王の条件を厳しくチェック。導き出された結論は“波乱なし”のハープとなった。

【オークス】

 (1)前走 近10年の勝ち馬11頭(10年は1着同着)のうち8頭までが桜花賞組。昨年は桜花賞10着のメイショウマンボが勝ったが、桜花賞2桁着順からの逆襲Vは実に42年ぶり。この10着をボーダーラインにする。一方、非桜花賞組3頭は全て前走で3勝目を挙げた馬で、2勝馬のサングレアルとディルガは脱落。スイートピーSを制したシャイニーガールは前々走の桜花賞13着が致命的。桜花賞後に1走した馬の好走例はなく、これも消しでよさそうだ。

 (2)実績 (1)で別路線組が全て消え、残るのは桜花賞組4頭だけ。桜花賞敗戦から巻き返した5頭には、全て桜花賞以前にオープン勝ちの実績があった。ヌーヴォレコルトはチューリップ賞2着、桜花賞3着と好走を続けているが、オープン未勝利。残念ながら実績が足りないようだ。ちなみに、桜花賞5着のレーヴデトワールなど抽選対象の5頭もここまでで全て脱落。

 (3)安定感 樫の女王の座に就くには安定感も必要。勝ち馬11頭で最も4着以下の回数が多かったのはローブデコルテとエリンコートの3回。マーブルカテドラルは前走の桜花賞7着で4度目の馬券圏外。ちょっと安定感に欠ける。

 (4)直接対決 残るのは2頭。桜花賞馬のハープスターは順当なところだが、フォーエバーモアも大きな減点材料はない。あえて言うなら、勝ち馬11頭に共通する牡馬との対戦経験がない点がマイナスだが、それ以上に重視したいのは直接対決の結果。ハープスターには2戦2敗。阪神JFで首差だったのが桜花賞で0秒6差まで広がったのでは、逆転はちょっと難しい。

 結論 やっぱりハープスターには逆らえない。しっかり当てて気持ちよくダービーを迎えよう。

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2014年5月20日のニュース