【オークス】打倒ハープ最右翼だ!逆襲のヌーヴォレコルト

[ 2014年5月20日 05:30 ]

打倒ハープ最右翼に期待されるヌーヴォレコルト。1週前追いでも猛時計をマーク

 逆転なるか。打倒ハープスターに最も近い位置にいると言えるのが、関東の星ヌーヴォレコルトだ。チューリップ賞でハープに2馬身半差の2着。桜花賞では3着と、着順こそ落としたが、着差は首+3/4馬身差と肉薄。もう1頭の強敵レッドリヴェールがダービーを選択しただけに、オークスでは絶対女王を最も苦しめる存在となる。

 「桜花賞は直線でスムーズさを欠いた面もあったが、ハープの背中は確実に迫っている。岩田君のレース後の第一声が“次もお願いします”だったから、彼も期するものがあるんでしょう」。管理する斎藤師は桜の激闘を振り返った上で、樫での逆転へ手応えをにじませる。「桜花賞後の短期放牧から、体をふっくら見せて帰ってきた。状態は凄くいいですよ」

 体調の良さを裏付けたのが1週前追い。Wコースでガイヤースヴェルト(4歳1600万)と併せ馬。毎日杯2着など重賞でも好走歴のある馬を2秒以上後方から追走し、6F79秒8の猛時計をマークして併入に持ち込んだ。「普通は出ない時計だが、全く無理する感じがなかった。今回は輸送を考えなくていいので、きっちり攻める。強い負荷をかければ、それに応えてくれる馬」。指揮官はたくましさを増した愛馬に目を細める。

 「桜が100%の仕上げと思っていたが、ひょっとしたらその上があるのかも…」。スタミナには自信ありのハーツクライ産駒。トレーナーの期待は確信へと変わりつつある。

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2014年5月20日のニュース