【阪神牝馬S】スマートレイアー出遅れなんの 差し切って初重賞

[ 2014年4月13日 05:30 ]

<阪神牝馬S>出遅れもなんの!剛脚をサク烈させた武豊騎乗のスマートレイアー(4)が重賞初V

 1着馬にヴィクトリアマイル(5月18日、東京)の優先出走権が与えられる「阪神牝馬S」が12日行われ、1番人気スマートレイアーが鋭く差し切り、重賞初制覇を飾った。

 どよめきが起きるほど。3馬身は出遅れたか。だが武豊は冷静だった。「これはもう仕方ない」。慌てずじっくり脚をため、4角最後方から直線は大外へ。ゴーサインを出すとグイグイと加速。内から馬群をさばいた2着ウリウリもきっちり鼻差かわしてみせた。強さが際立つ勝ちっぷり。武豊は「出遅れました」と苦笑いを浮かべた。「1回、こんな競馬をしたいと思っていたが…切れたね」

 初の1400メートルも問題にせず、前半3F34秒0の速い流れにも対応した。このVが通算300勝目となった大久保龍師は「ヒヤッとしたが、それでも騎手は落ち着いていたね」と武豊の手綱さばきを称えた。堂々の主役としてヴィクトリアマイルに向かう。昨年の秋華賞はメイショウマンボの2着。待望のG1制覇へ弾みがついた。

 ◆スマートレイアー 父ディープインパクト 母スノースタイル(母の父ホワイトマズル)牝4歳 栗東・大久保龍厩舎所属 馬主・大川徹氏 生産者・北海道新ひだか町岡田スタッド 戦績8戦5勝 総獲得賞金1億4222万円。

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2014年4月13日のニュース