名古屋競馬、来年度も存続 馬券収入増で黒字化

[ 2013年12月16日 12:29 ]

 愛知県の大村秀章知事は16日の記者会見で、名古屋競馬の2013年度の収支が5年ぶりに約2億7800万円の黒字になる見込みになったとして、14年度も同競馬を存続させる方針を明らかにした。

 名古屋競馬の経営改革抜本策を検討する有識者会議が7月、13年度以降に赤字になった場合は事業を廃止するよう求める最終報告書を大村氏に提出していた。

 愛知県競馬組合によると、日本中央競馬会(JRA)のシステム「IPAT」導入により、名古屋競馬の馬券もインターネットで買えるようになり売り上げが増えた。JRAのレース馬券販売による手数料収入も想定を上回った。

 競馬組合は愛知県、名古屋市、同県豊明市で構成し、大村知事が組合管理者を務める。競馬事業は1992年度以降、馬券収入が減少し、12年度までに約40億円の累積赤字を抱えている。

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2013年12月16日のニュース