ラブミーチャン骨折で引退、繁殖入りへ 12年地方年度代表馬

[ 2013年10月31日 06:00 ]

09年全日本2歳優駿を制したラブミーチャン(右)

 G1「JBCスプリント」(11月4日、金沢)に出走を予定していた12年地方年度代表馬ラブミーチャン(牝6=笠松・柳江)が30日、笠松競馬場での追い切り後に右前球節内側種子骨骨折を発症。引退、繁殖入りすることになった。

 同馬はデビュー5連勝で09年全日本2歳優駿を制覇。2歳馬として史上初の年度代表馬に輝き、JRAの桜花賞TRにも挑戦(フィリーズレビュー12着)するなど人気を集めた。今年は4月の東京スプリント(大井)から8月のクラスターC(盛岡)まで破竹の重賞4連勝。来春には繁殖入りの予定だった。今月2日のG2・東京盃前には夏場の疲れと歩様の乱れから出走を回避。JBCに向け調整されていた。

 柳江師は「ほぼ引退。一時は凄く落胆したし、心残りではある。でも繁殖入りはできるので不幸中の幸い。今度は母馬として活躍してほしい」と語った。

 ◆ラブミーチャン 父サウスヴィグラス 母ダッシングハニー(母の父アサティス)牝6歳 笠松・柳江仁厩舎所属 馬主・小林祥晃氏 生産者・北海道新ひだか町のグランド牧場 戦績34戦18勝(うち重賞16勝) 総獲得賞金2億5840万円。

続きを表示

2013年10月31日のニュース