【天皇賞・秋】エイシンフラッシュ 鋭く11秒8!Mデムーロ満足

[ 2013年10月24日 06:00 ]

エイシンフラッシュ(手前)は鋭い末脚を披露

 いつも通りにいい動き。それで十分だ。エイシンフラッシュはミルコ・デムーロを背にCWコースで併せ馬。直線で先行したローマンレジェンド(5歳オープン)の内に入ると鞍上のゴーサインに鋭く反応した。

 6F81秒7~1F11秒8で先着。先週に続いて感触を確かめたデムーロは「以前はテンションが高いところがあったが、落ち着いたように思う。6歳だし、何をすべきかを分かっている」と円熟の域に入った相棒に満足げだ。昨年9着だった毎日王冠を今年は勝って臨む。藤原英師は「きれいな、疲労を残さない競馬だったし、勝利が一番いいステップなのは間違いない」と、昨年以上の臨戦過程に胸を張る。

 ダービー馬が6歳でG1を勝てば史上初。早い時期に引退する馬が多い中、2度の海外遠征を含めて25戦を走ってきた。そして迎えた円熟期。師は「いつも高いレベルで走ってくれるフラッシュに敬意を払った上で、もうちょっと頑張ってくれと。昨年に負けないレースをすべく当日まで仕上げていく」と、こん身の調整を誓った。

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2013年10月24日のニュース