【札幌記念】池江師「持久戦ならジョーダンいい勝負」

[ 2013年8月16日 06:00 ]

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、「札幌記念」にトーセンジョーダンを送り出す池江師を直撃!

 ――トーセンジョーダンですが、最終追い切りは函館競馬場のWコースで5F67秒6。

 池江師 長めからある程度負荷をかけていってくださいと指示しました。単走では動かない馬ですが、それなりに動いてくれたと思います。

 ――手綱を取った川須騎手(レースでは戸崎騎手)のコメントも悪くなかったようですね?

 彼には栗東にいる頃から乗ってもらっています。それだけにどんどん仕上がってきたのが分かったのだと思います。

 ――これで帰厩後は3本追った。

 放牧先でもしっかり乗られていたし、良い感じで仕上がっていると思います。

 ――2年前も少し間が空いた状態で勝っている。

 あの時は本当に急仕上げでした。それでも勝てたのは能力が高いから。乗り込み量や仕上がりに関しては今回の方が断然上です。

 ――ただし、当時より2つ年齢を重ねて現在7歳。

 といっても、骨折があったり、裂蹄があったりで、休みながら使われている馬。肉体的にはまだ若々しいのでそのあたりの心配はしてません。

 ――前走(ジャパンC6着)を振り返ってください。スタートから押して先行。

 スタミナ勝負の方が良い馬なので、指示してああいう競馬をしてもらいました。

 ――3コーナーでは逃げ馬との差が開いたが、直線入り口からは自らつかまえに行った。

 その分、最後は後ろの馬に差されたけど、それでもよく踏ん張って力は見せたと思います。

 ――レース後に裂蹄が判明。

 昨年の札幌記念はそれを理由に回避したように、もともとその気のある馬です。ウィリアムズ(JCで騎乗)はそれであれだけ粘れるんだから凄い馬だ、と言っていました。

 ――一昨年の覇者として恥ずかしい競馬はできない。

 競馬場は違うけど、持久戦になればまたいい勝負をしてくれると思います。ある程度、流れて皆がバテるような競馬になってほしいですね。

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2013年8月16日のニュース