【マイラーズC】G1馬復活!グランプリボス貫禄差し

[ 2013年4月22日 06:00 ]

マイラーズCを快勝したグランプリボス(中央)

 京都で行われた「第44回マイラーズC」はG1馬グランプリボスが差し切って復活Vを果たした。

 これがG1・2勝馬の底力だ。グランプリボスが力強い走りで5つ目の重賞タイトルを獲得した。初騎乗の浜中は安どの笑みを浮かべた。

 「調教から手応えがあったので状態に不安はありませんでした。外を回らされないように気をつけて乗りました。(本番へ)いいステップを踏めたと思います」

 スタートを決めると、馬をなだめながらスッと好位へ。終始折り合いはスムーズ。ならば末脚サク裂は当然のこと。着差以上の完勝劇で王者の貫禄を示した。

 「休み明けでも状態は良かったからね。自分の競馬さえしてくれればと思っていた。(去年は)肝心な大きなレースを取りこぼした。今年はすべて勝つつもりでいきますよ」

 矢作師はしてやったりの表情。春の最大目標はもちろん安田記念。昨年2着の雪辱を果たすべき戦いだ。「京王杯SCを挟むかはどうかオーナーと相談して決めます」と指揮官。その上で「長く良い脚を使えるし、直線が長い東京コースは合っている」と早くも本番への強い意気込みを口にした。昨年は芝マイルG1で2戦ともに悔しい2着。その名の通り、再びマイル界のボスに君臨してみせる。

 ◆グランプリボス 父サクラバクシンオー 母ロージーミスト(母の父サンデーサイレンス)牡5歳 栗東・矢作厩舎所属 馬主・グランプリ 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績20戦6勝 総獲得賞金4億5825万9000円。

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