【桜花賞】オーヴァルに託す安田師 G1・3連勝の夢

[ 2013年4月5日 06:00 ]

レッドオーヴァルが自慢の末脚で安田厩舎G1・V3を成し遂げる

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、桜花賞にレッドオーヴァルで挑む安田師を直撃した。

 ――レッドオーヴァルですが最終追い切りは坂路の併せ馬で5馬身も先着。

 安田師 テンにゆっくり行ったので全体的な時計は53秒台だったけど、最後は12秒5で上がってくれた。馬場状態を考えれば及第点だと思います。

 ――前走(チューリップ賞7着)ですが、多少イレ込み気味だった。

 繊細なタイプなので初めての阪神にイレ込んで発汗した。でも、普段はくつろいでいるし、今回は2度目なので落ち着いてくれることを祈ります。

 ――スタートはいつも通りいまひとつ。

 スタートは決してうまくない馬。位置取り自体は想定していた通りでした。

 ――ただ、いかにもペースが遅かった。

 馬群がダンゴになっていたので、もっと速い流れになってくれ、と願いながらみていました。縦長になってくれないと距離ロスも大きくなりますからね。

 ――それでも上がり3F34秒4は出走15頭中最速。

 勝った馬は抜けていたけど、結局2着馬とは0秒2しか差がなかった。あれだけ流れが向かない中でこれだけ走れたのだから決して悲観する内容ではなかったと思います。

 ――前々走(紅梅S1着)では道悪をこなして快勝。

 あの時はジョッキーが道悪もうまい、と言ってくれました。今週末も道悪になる可能性があるようなので、他の馬が苦にしてくれるようならうちの馬には好材料です。

 ――デビュー以来、体が減っている(新馬戦が446キロでその後、一戦ごとに減り、前走時は426キロ)。

 正直、これ以上減ってほしくないのは事実。最終追い切りの後に計量したところ432キロまで戻していたので、競馬へ行っても430キロ台は維持したいですね。

 ――厩舎は今年のG1で2戦2勝。

 今回勝てば3連勝。こんな奇跡に挑戦できる機会はそうそうないのでモノにしたいですね。幸い、馬の方は冬毛も抜けて良い状態。奇跡を起こしてほしいですね。

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