【ダービー卿ＣＴ】マイル戦線に新星！トウケイヘイロー重賞初Ｖ

ダービー卿ＣＴを制したトウケイヘイロー（左）

　日曜中山メーン「ダービー卿チャレンジトロフィー」は、５番人気トウケイヘイローが４角先頭から押し切って重賞初制覇。清水久詞師（４０）はうれしい重賞初Ｖとなった。

　混戦模様のマイル戦線に、生きのいい新星が登場した。トウケイヘイローは２番手から４角で早々と先頭に。直線もしっかり伸び、ダイワマッジョーレの猛追を首差でしのいだ。６ＲでＪＲＡ通算６００勝を達成した松岡は競馬場に招待した家族の前で、初騎乗で大仕事。それでも「引っ掛かってうまいペースで行けなかった。馬に能力があって助けてもらった」と謙虚に馬を称えた。

　朝日杯ＦＳ４着など２歳時から活躍してきた馬が、４歳を迎えてさらに充実。松岡は「折り合いという課題があってこの結果。課題がなくなればもっといい」。今後は安田記念（６月２日、東京）を大目標に調整される。

　◆トウケイヘイロー　父ゴールドヘイロー　母ダンスクィーン（母の父ミルジヨージ）牡４歳　栗東・清水久厩舎所属　馬主・木村信彦氏　生産者・北海道浦河町中村和夫氏　戦績１３戦５勝　総獲得賞金１億２０３１万４０００円。