【JCダート】ダート連対率100% 6連勝ローマン中心

[ 2012年11月27日 06:00 ]

ダート戦では【8100】と底を見せていない新星のローマンレジェンドが、全てのチェック項目をクリアした

 今年も外国馬の参戦はなく、過去10年の優勝馬のうち、日本馬9頭から傾向を探る。

 (1)重賞実績 4歳以上の古馬は芝・ダート問わず、牡牝混合の重賞(地方交流含む)で計2勝以上かつ、ダート重賞2着以内の実績が必要。02年Vイーグルカフェは、ダート重賞で2着(01年武蔵野S)止まりだったが、芝重賞3勝をマーク。トゥザグローリーは重賞5勝を挙げているが、ダート初挑戦では…。同じ池江厩舎のダノンカモンも重賞未勝利で脱落。

 (2)G1経験 勝った日本馬9頭のうち、6頭はG1馬(地方含む)。04年VタイムパラドックスはG1未勝利も、JBCクラシック3着、帝王賞4着の実績があった。残る2頭はG1未経験も、ダート戦で連対率72%以上の安定感(06年アロンダイト=【4010】、10年トランセンド=【6203】)。G1初挑戦のイジゲンのダート成績は【5011】=連対率71・4%。V条件の72%には惜しくも届かない。

 (3)年齢 勝ち馬9頭の年齢は、3歳=2頭、4歳=2頭、5歳=3頭、6歳=2頭。7歳以上の古豪は【00223】で、苦戦している。7歳エスポワールシチー、シビルウォーはここで脱落。

 (4)ステップ 勝ち馬9頭のうち、8頭の前走は芝・ダートの重賞3着以内か、準オープンV。残る1頭の08年カネヒキリは、武蔵野S9着からの臨戦だったが、2年以上の長期休養明けでの敗戦だったため、度外視できる。今年のJDダービーの覇者ハタノヴァンクールは、みやこSで10着に敗れており後退。

 (5)JBC組 地方競馬の祭典・JBC競走は、過去10年で6つの競馬場で開催されたが、南関東の大井で開催された年は3勝しているのに対して、それ以外の競馬場の場合は勝ち馬ゼロ。今年は川崎で開催されており、JBC組は信頼できない。ワンダーアキュート、トランセンドがここで消える。

 ☆結論 全ての項目をクリアしたローマンレジェンドが中心。G1は初挑戦だが、ダート戦は【8100】と底を見せていない。ダート界の新星が世代交代を成し遂げる。

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2012年11月27日のニュース